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ダッチオーブンで料理が上手に!

子どもも大人も大好きなカレー。でも子どもは甘いカレーは好きだけれど、辛いと食べられない。甘いカレーでないとダメというのが常識。そして、子どもがカレーを食べ始める年頃(2~3歳)になると各家庭のカレーが突然甘いカレーとなり、それが10年近くは続く。 一人っ子でそれだから子どもが増えれば期間も長くなる。わが家もかつてそうだった。それでいい、そういうものと無条件降伏(?)していた。

ところが先日、遅ればせながら、「子どもはホントに辛いのはダメなのだろうか?」という疑問を持つに至ったイベントを経験した。

名づけて「お父さんも仲間に入れるダッチオーブン料理教室」。お母さんには重いダッチオーブンを使って、お父さんを料理デビューさせようという食育プログラムセミナーである。どんな構成かというと、

1 セミナー冒頭に無農薬・無化学肥料の有機栽培ニンジンと赤ピーマンを生(ステ

ィックにして)で試食。参加者は子ども連れのファミリーで、子どもにも同じく食べてもら

う。ちなみに塩やマヨネーズ、ドレッシングなどは未使用。

2 おいしい食材を手にすれば簡単においしい料理が作れるというはなしを30分。そ

れにはアウトドアでダッチオーブンが最適という理屈で展開。

3 話の終わりごろから、ダッチで焼く石焼き芋の香りが漂ってくる。ここで石焼き芋、

一人一本の試食。

4 お芋を持ったまま、気ままにお行儀悪く食べながら、野外でこれまたダッチでつくる

野菜カレーの調理デモ。そしてテーブルについて試食。

 野菜カレーの食材とレシピ(作/haya)は香りつけのニンニクに、ナス、オクラ、ミニトマト(丸ごと)を順次オリーブオイルで軽く炒めて、フタをして2分ほど蒸らす。適量の水でひと煮立ち。次にカレー粉(中辛)、隠し味にお醤油で味を整え、最後に粉チーズを表面にまぶして25分で完成。野菜はすべてオーガニックパパの有機栽培のもの。

 さて、その評判は?

カレーは辛くても食べる!?

イベントは晴天続きの2日間で約120人の来場者が試食。現場で聞いた感想と個人ブログに載ったものを紹介。

証言1 「じゅんちゃんのブログ」より

実はうちの娘・・・カレーもパンもトマトも苦手なんですが・・・

幼稚園でパン給食の日は泣きながら行くほどご飯とみそ汁が好きな5歳です。

そんな娘が「お母さん~カレーにオクラが入っているよ。辛くないよ。美味しいよ。トマトも食べれたよ!」と言いながら、パンをカレーにつけて食べて、なんと完食しました(≧▽≦)

オーガニックパパ(生産者)の有機野菜は本当にキレイ。イキイキしているように見えました。

*追記 ちなみにこのお母さんは「娘がカレーとパンを食べているこの光景ははじめてなんです」と言いながら写真をバシバシ撮っていた。

証言2

同じように小学校4年生の女の子のお母さんが、「うちの娘、カレーが大っキライ(ドキッ!)なんです。でも〝これはおいしくて食べられる″と言いながら全部食べちゃいました」

証言3

「今日、娘がカレーデビューしました」と教えてくれた夫婦。見れば2歳くらいの小さい女の子が完食。思わず「辛くなかったぁ」と尋ねると、にっこりほほ笑んで「おいしかった」とうなずいてくれた。

思いもよらなかった“カレーデビュー”のひと言にうれしくなって、その場のスタッフに告げて回わった。

証言4 

「カラ~イ!」という男の子の声が聞こえたので、近づいて行って「辛過ぎたかなぁ」と尋ねると「うん、カライけど野菜が甘いから大丈夫!」とやさしいひと言をもらった。

さて、カレー粉は中辛。大人でもひと口目に「オッ、辛い」と言ってしまう辛さだ。子どもたちはどんな反応をするだろうか。心配ではあるが、試作段階でなんとかいけるのではないかと採用を決めた。その根拠は野菜のさっぱりした甘みと辛さのバランスだった。ひと口食べた後、口の中に辛さが残るのではなく、甘さの余韻、もしくはキレ良く甘さも辛さもほとんど残らない感じに仕上がったからだ。

 うれしいことに120人全員が完食。その内子どもは約50人で、2~5歳の子どもが70%の割合。みんなまず野菜がおいしいと思ってくれたようで、カレーの辛さよりも野菜のおいしさが勝った結果なのだろうと思える。

 少なくとも私のなかで、条件付きではあるが、「子どもは辛いカレーは食べられない」という常識は消えた。辛さにも限度があるが、おいしい野菜が決め手であり、絶対必要条件であることを確信した。

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