同等国 [ どうとうこく]

有機JAS の制度において、有機JAS と同等の有機食品の認証制度・基準を有している国のこと。諸外国から農林水産省に申請され、農林水産省が評価する。2011 年12 月現在、EU 諸国、アメリカ合衆国、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチン、スイスの合計32 か国が同等国になっている。逆に有機JAS が外国から同等と判断されているのは2011 年12 月現在EU のみである。

植物検疫 [ しょくぶつけんえき]

輸入された農産物の輸入許可の前に、日本の環境に影響を与えかねない有害動物、有害植物がついていないかを確認すること。もし、有害な動植物の存在が見られた場合、薬品で燻蒸をしないと輸入許可が出ない。例としてかんきつ類に存在する地中海ミバエなどがいる。有機農産物の輸入でも同じように検査され、この結果薬剤燻蒸を受けた場合は、有機表示ができなくなる。

生豆 [ きまめ、なままめ]

コーヒーの焙煎する前の豆のこと。輸入の際の取引ではこの状態で麻袋や木箱にいれられて輸入される。パーチメントコーヒーの実から果肉を取り除き、乾燥させたもので、コーヒー豆の加工の途中段階のもの。コーヒーの生豆に殻をかぶっているような状態で、この状態での輸出入取引はない。