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意外な結末に驚く

 東京都中央区勝どきのタワーマンション1階の共有施設の部屋で毎月1回開催している地元の親子料理教室を取材。お母さんたちと0歳児から小学校低学年までで、この日は2~5歳児が中心だった。始まる前からなかなかにぎやかだ。

タイムスケジュールはまず料理の先生がホワイトボードでメニューと作り方を説明。火は扱わないので予め下ごしらえはすませている。グループごとに子どもたちも一緒に作る。調理は混ぜる、包む、注ぐ、並べる作業が中心。

この日はひじきと蒸し大豆の炒めものとちらし寿司。食材は大分県蒲江産の天日干しひじき(「尾浦丸」提供)と北海道産有機の蒸し大豆(「だいずデイズ」提供)を試食も兼ねて提供させてもらった。

3年間続いている料理教室の進行はさすがに慣れたもの。段取り通りスムーズに進む。とはいえ、子どもたちの動きと声は自由気まま。ほんの30~40分の作業だからパワーが衰えることなくにぎやかに進む。そしていよいよできたメニューを真ん中に並べ、みんなで囲んで「いただきます」の時間。

「みんなおいしそうに食べてるな」とその表情を追いながら撮影していても、みんな行儀良く、集中して食べている。立ったり、動いたりせず食べているのでカメラ目線はないけれど撮影は快調に進んだ。さすがにおなかが減っていたのだろうと思った。そして、おかわりもして満足するまで食べたら眠りにつく。なんと静かなことか。

料理教室終了後、主催者のPIAZZAの方に「みんなお行儀いいですね。食べ始めたら最後まで静かで」と伝えたところ、

「めずらしいですよ。でも年に1回くらいあるんですよ」

「特別おいしいときは最後までみんなが静かに食べるんです。いつもはもっとにぎやかですよ」と。

そして年末、毎年行われるその年、1年間で“一番おいしかったメニュー”投票でひじきと蒸し大豆が1、2位に選ばれた。

どちらもみんなが好きなカレーやピザに比べると、地味なイメージのメニューなので全く期待していなかった分、喜びもさることながら「おいしさに敏感だな、シビアだな」という新鮮な驚きがあった。

「子どもの味覚はあなどれない。いや正直で一番信頼がおけるかも」

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